電子ブレーカーの販売店募集がはじまる

電子ブレーカーが「売れる商品」だと確信した

ガソリンスタンドへの営業展開に成功した後、電子ブレーカーの各メーカーが本格的に販売代理店の募集を開始しました。ガソリンスタンド業界や自動車整備工場等の実績を挙げて「販売もしやすく、導入されやすい商品」として販売店を募りました。

募集当時は、法人よりも個人の販売店が目立った気がします。代理店希望の方とお話する機会も多く頂きましたが、「本当に基本料金が下がるならば、電子ブレーカーは必ず売れる商品だ」と電子ブレーカーに可能性を見出す方々が多かった記憶があります。

法人の電子ブレーカー販売店が少なかった理由として、当時は知名度の低い商品には変わりありませんでしたから、新規事業展開に電子ブレーカーを担ぐのは、当時は未知数もある電子ブレーカーでしたから、リスク面も考慮して参入を控える企業の割合が多かったのかも知れません。

個人販売店はクレームが少ない優良販売店

個人で活動される方々は、いわば「自分の顔」で商売を営むため、お客様を大切に考え「絶対にミスは許されない」といった信念をもって電子ブレーカーの販売活動に専念されていました。

そのため、電子ブレーカーのトリップ事故や、メーカーが定める適正販売価格を販売価格を上回るような販売事例も少なかったと記憶しています。

市場では、個人事業主よりも法人の方が信頼性が高いため、両社から選択をせまられた場合「法人取引」を選択する企業の方が多いとは思います。

しかし、今となっては、法人販売店が問題を起こす事例が多発しています。悪徳・詐欺と叩かれる企業に比べたら、昔のような個人事業主の販売店の方が優良販売店だと思えてなりません。

電子ブレーカーの導入対象となる企業と
強い繋がりをもつ企業が電子ブレーカーを取り扱う

個人販売店の増加に伴い、例えば、コインランドリーに洗剤等の販売を行なっている企業、自動車板金工場へ塗料販売を行なっている企業など、すでに業界に対して強い信頼関係を構築している企業が、電子ブレーカーの紹介代理店として参入することも増えてきました。

このような企業は、既に信頼関係が成立しているお客様へ電子ブレーカーをご案内するため、私達は計測調査のお手伝いをするだけで契約が決まることも多くありました。

この頃から、毎日の当たり前のように、販売店から電子ブレーカーの設置依頼が舞い込むようになり「うちの会社は儲かっているんだろうなー」と実感させられる日々が継続するようになりました。