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電気料金削減ドットコム~電子ブレーカーについてご説明します。
多くのお客様に喜ばれる商品です。
電子ブレーカーとは、低圧電力(動力200V)の基本料金を下げるために開発された商品になります。普及に伴い、従量電灯(電灯用100V)の電子ブレーカーも後発で開発されています。
簡単に説明をすると、電力会社は、低圧需要家向けに低圧電力の料金プランを2通り用意しています。「負荷設備契約」と「主開閉器契約」の2種類です。
ほとんどの事業所様が負荷設備契約で電力会社と契約を結んでいます。電子ブレーカーを用いることで基本料金を大幅に減らすことが出来ます。
要するに、電子ブレーカーとは、電力会社が用意している料金プランの特徴を最大限に生かし「安全」「基本料金の削減」の2点を実現するために開発された商品となります。また、既設のブレーカーとは性能が異なります。この電力会社の「料金プラン」と「ブレーカーの性能」の違いを知っていると電子ブレーカーの必要性を理解することが出来ます。
まずは、電力会社の料金プランについてご説明します。こちらに記載している契約種別は低圧需要家向けの料金プランになっています。高圧需要家の契約種別とは異なりますのでご注意ください。
動力設備のモーター容量(出力)の総合計に係数を乗じて得た値を総合計とします。
係数は電力会社により異なります。イメージで例えると、事業所内のモーター容量の総合計が基本料金として契約する契約です。
契約主開閉器の容量(定格電流値)に算定式を加えて計算を行ない決定します。
算定式は電力会社により異なります。主開閉器とはメインブレーカーです。メインブレーカーの容量で契約容量を決定する契約です。
続いて、バイメタル式ブレーカーと電子ブレーカーの特性についてご説明させて頂きます。
膨張率が異なる2枚の金属板を貼りあわせたものであり、温度熱で金属板の撓る原理を利用しているものを指します。
例えば、75Aのバイメタル式ブレーカーの場合、75A以上の電流が断続的に流れると摩擦熱の影響で内部の金属板が撓ります。撓る角度が大きくなるとブレーカーをはじく仕組みになっています。
1度トリップ(遮断)されたブレーカーを復帰させてもすぐ落ちる。この原理は蓄積熱により金属板の撓りが元に戻っていないことで発生します。
温度熱で遮断するのではなく、電流値と電流動作時間によって遮断を判断するものを指します。
例えば、75Aの電子ブレーカーの場合、左記に記述したように、熱の原理ではブレーカーがトリップ(遮断)されません。
JISの工業規格には、ブレーカーの動作時間表が定められております。このJIS規格に合わせて、細かな動作(電流量)ごとの時間枠を設けて設計されたものが電子ブレーカーです。
JIS規格とは「標準化」を意味します。
1904年2月にアメリカのボルチモアで火災が発生しました。アメリカ各地の消防団が現地に駆け付けて消火活動を行なおうとしましたが、残念ながら火災は食い止められませんでした。この大惨事には原因がありました。消火活動に駆け付けた他の都市の消防団のホースとボルチモアの消火栓の口径があわず充分な消火活動を行なえなかったため、このような惨事につながりました。
この結果、「すべてのホースと消火栓を連結できるようにする」このように、すべての構造を統一する目標が掲げられました。これが「標準化」です。
身近なところでは、コピー用紙のサイズ、コンセント、乾電池、などもJIS規格によって標準化されています。製品やメーカーが異なっても、すべての人が利用することが出来るように利便性を考慮した上で標準化しています。また、案内標識や単位(mなど)もJIS規格によって標準化されています。
参考文献 「標準化教室シニア版(高校~高専レベル) 「私たちの暮らしを支える日本と世界の「標準化」(経済産業省)からの一部引用
・過電流引き離し特性
ブレーカーの工業規格(JIS)
適合規格 | ブレーカーの定格電流 | 動作時間 | ||
定格電流の 100%の電流 | 定格電流の120%の電流 | 定格電流の200%の電流 | ||
30A以下 | 動作せず | 60分以内 | 2分以内 | |
30A超 50A以下 | 60分以内 | 4分以内 | ||
50A超 100A以下 | 120分以内 | 6分以内 | ||
JIS規格 | 100A超 225A以下 | 120分以内 | 8分以内 | |
JIS規格 | 225A超 400A以下 | 120分以内 | 10分以内 | |
JIS規格 | 400A超 600A以下 | 120分以内 | 12分以内 | |
JIS規格 | 600A超 800A以下 | 120分以内 | 14分以内 |
・周囲温度と補正曲線
ブレーカー(漏電ブレーカー・ノーヒューズブレーカー)の定格電流は、周囲温度40℃で設計されています。日光が直射する配電盤内に設置する場合や高温条件に設置する場合は、盤内の温度上昇を考慮して定格容量を決めなければなりません。
・電子ブレーカーの細かい動作時間枠
JIS規格のブレーカー工業規格を遵守し、尚且つ細かい動作時間まで設定されています。定格電流に戻るとCPUタイマーのカウントがリセットされるため、電流の波をうつ機械を保有されている事業所には、電力会社と有利な基本契約を安全に結ぶことが可能です。
電子ブレーカーの動作特性
~120% | ~150% | ~190% | ~400% | ~600% | 600%~ | 短絡保護 | |
30A以下 | 不動作 | 55分 | 30分 | 1分50秒 | 25秒 | 3秒 | 瞬時 |
50A以下 | 不動作 | 55分 | 30分 | 3分50秒 | 25秒 | 3秒 | 瞬時 |
60A以上 | 不動作 | 55分 | 30分 | 5分50秒 | 25秒 | 10秒 | 瞬時 |
バイメタル式と電子ブレーカーの比較表
バイメタル式ブレーカー | 電子ブレーカー | |
本体価格 | ![]() | ![]() |
周囲温度 | ![]() | ![]() |
蓄積熱 | ![]() | ![]() |
動作時間 | ![]() | ![]() |
動作時間表 | ![]() | ![]() |
寿命 | ![]() | ![]() |
起動電流 | ![]() | ![]() |
常時電流 | ![]() | ![]() |
2021年12月20日
年末年始休業期間のお知らせを追加しました。